フルークの携帯型オシロスコープの入力インピーダンスは1MΩで、これを設定変更することはできません。高周波信号などを50Ω入力で測定する必要がある場合は終端アダプター(モデルTRM50)をお使いください。
Q3. 波形をCSVファイル形式で保存できますか?
190-IIシリーズで測定している波形をCSVファイルとして保存するためには、データの保存先として本体に直接USBメモリー(注1)を接続しておき、SAVE操作メニューから「Data as .CSV to USB」を選ぶ方法と、波形データを本体から専用ソフトウェア(注2)にダウンロードしてからCSV形式として保存する方法があります。
120Bシリーズで測定している波形をCSVファイルとして保存するためには、波形データを本体から専用ソフトウェア(注2)にダウンロードしてからCSV形式として保存します。
(注1)FAT32形式でフォーマットされた2GB以下のUSBメモリー。
(注2)すべての機能を使用するには有償のキーコードが必要です。キーコードを入力しない「DEMOモード」ではファイルの保存操作はできません。
Q4. 190-IIシリーズで使える電圧プローブはどれですか?
VPS410-II-X(XはR:赤、B:青、G:灰、V:緑)
190-IIシリーズにはモデルの入力チャンネル数に応じた配色の電圧プローブVPS410-II(減衰比10:1、周波数帯域500MHz)が標準付属しています。VPS410-IIにはプローブ本体以外のパーツ交換セットRS400(黒)および追加セットAS400(黒)が利用可能です(注1)。
VPS510-X(XはR:赤、B:青、G:灰、V:緑)
電子回路アプリケーションなどにはVPS410-IIより小型のVPS510(減衰比10:1、周波数帯域500MHz)が適しています。VPS510にはプローブ本体以外のパーツ交換セットRS500(黒)が利用可能です(注1)。
VPS421-X(XはR:赤、B:青、G:灰、V:緑)
減衰比の高いプローブが必要な場合はVPS421(減衰比100:1、周波数帯域150MHz)を使います。VPS421にはプローブ本体以外のパーツ交換セットRS421(黒)が利用可能です(注1)。VPS421はCAT IIIの測定環境で2000Vまで、CAT IVの測定環境で1200Vまでのフローティング電圧を測定することができます。プローブ先端、グランド・リードそれぞれアース電位を基準にした場合はCAT III 1000V / CAT IV 600V定格になりますのでご注意ください。